
そんな時に保護者として、どんなことを知っておくべきかをまとめました。
子供がスマホデビューする時に知っておきたいこと
世の中はSNS全盛期。
悲しくなる犯罪や事件、トラブルのニュースを目にすることもあり、お子さんがスマホを持つことに不安を抱く保護者の方は多いと思います。
スマホを持てば、ネットやSNSが子供にとって身近な存在になります。
まずは、保護者として知っておきたい基礎知識のリンクをまとめました。
セキュリティソフトのマカフィーによる記事です。
SNSに関する犯罪やトラブルの例、子供たちを守るための対策について簡潔にまとめられています。
サラっと読めますので、概要の把握として一読をおすすめします。

企業のプレスリリースを配信するPR TIMESの記事です。
ピックアップされているのは、ドコモによる中学生を対象にしたスマホ利用についての調査結果。
どんな問題やリスクがあるのかを、アンケートを元にリアルに説明しています。
特にページ後半に記載された、専門家による「子供のスマホデビュー時のポイント」の部分が参考になります。

日本経済新聞社と日経BPが共同で運営しているNIKKEI STYLEの記事です。
スマホの大手3社が提供している「あんしんフィルター」について紹介されています。
フィルターは子供たちを守る、物理的な対策です。
フィルタリングの設定方法などの詳細についても説明されています。

保護者世代と子供たち世代の感覚の違い
今の子供たちは、小さい頃からデジタルデバイスと触れあっているため、その存在が当たり前であり、使うのも抵抗感がありません。
対して保護者の世代は、必要最低限の連絡用であったり、あまりスマホに詳しくないためよくわからない、という人もいます。
保護者はその感覚の違いも意識しておく必要があります。
インターネットは基本的に誰でもアクセスできる世界ですが、SNSを利用していると、つながっているのはフォロー、フォロワーなどの仲間内だけという感覚になりがちです。
特に子供にとってはネットの危険性がうまく想像できなかったり、「非公開にしているから大丈夫」という思い込みから、軽い気持ちで誤った使い方をしてしまう恐れがあります。
非公開にしていても、アカウントを乗っ取られたり、スクリーンショットを撮られたりするなどのリスクもあります。
そして1度インターネット上に流出した画像を完全に回収することは不可能です。
その危険性を、お子さんにきちんと伝えてあげることが大切になります。
自分もSNSを利用することで子供を守る
保護者の方は、基本的にはお子さんのSNSのアカウントを見た方が良いと思います。
見る方法は、お子さんの年齢や環境、関係性によって、出来そうな方法を選んでみてください。
- お子さんのアカウントにログインした状態(お子さんの目線と同じ)のものを見る
- 保護者は別のアカウントを作成し、友達(フォロー)になって見る
- 保護者は別のアカウントを作成し、お子さんに気づかれないようにひっそりと見る
お子さんが中高生なら、保護者の方も、お子さんと一緒にSNSを始めてみるのも1つの手です。
お子さんが使い方に詳しければ、教えてもらいながら一緒に楽しめるかもしれません。
そして実際にSNSを使ってみると、大人の目から見てどんな危険やトラブルの可能性があるのかもわかってきて、お子さんが気をつけるべきポイントも見えてくると思います。
ポイントがわかれば、お子さんにそれを説明して、必要に応じて利用ルールを作ればOKです。
SNSの「よくわからないから不安、心配」という部分は、自分が実際に利用して知ることで、不安を縮小できます。
ちなみに、SNS(特にインスタやTwitter)を始めたら「自分も何か投稿(発信)しないといけない」と思う方がいるかもしれませんが、その必要はまったくありません。
見るだけ・情報収集目的で利用している人もたくさん居ますし、全然おかしいことではないので、ご安心ください
SNSに子供の写真を載せるリスク
LINEとインスタが人気を集めてから、子供の写真を目にする機会が増えた人も多いと思います。
それが良いか悪いかは別にして、シンプルにリスクの観点から考えてみます。
リスクの例
インターネットセキュリティナレッジ(トレンドマイクロ)にわかりやすい例がありましたのでご紹介します。
まずはこちらの4コマ漫画から。
子供の写真をSNSに載せることは、予想を超えたリスクが潜んでいることがわかります。

SNSの危機管理を考える上で、残念ながら性善説は通用しないと思います。
SNS=インターネットの世界は、誰でも見ることができるからです。
世の中には、いろいろな考え方の人が居ます。
それこそ、知識のある悪い人に目をつけられたら、素人では対処のしようがありません。
SNSに関しては特に、警戒しすぎなのでは?と思うくらい注意を払ってちょうどいいくらいかと思います。
子供が子供の写真を載せてしまう!?
保護者の方は気をつけていても、例えば子供が子供の写真をUPする、というケースもあります。
(兄弟・親戚やいとこ、知り合い、友達同士など)
UPした子は、「かわいいから」「みんなに見て欲しいから」という気持ちでUPしただけかもしれません。
写真をUPすることで、どんな危険があるかをきちんと説明してあげることが大切です。
まずは自分、そして自分の身近な子供たち。子供たちからその関係者へ。
順番にこういった知識が広がっていくように、伝えて行きたいですね。
最後に
ここまで、危険性についてばかりクローズアップしてきましたが、SNSはデメリットばかりではありません。
それどころか、本当に便利で楽しく、メリットの多いツールです。
極端な例ですが、包丁や自動車など、使い方を誤ると恐ろしいものは多くあります。
ですが、正しい知識を身につけて、リスクをできるだけ回避する方法で使えば、こんなに便利で快適なものはありません。
SNSももはやインフラ化しつつあるので、この先、避けては通れないものです。
この記事が、正しい知識を身につけて、リスク回避に役立つきっかけになれたら嬉しく思います。
それでは、これにて本記事はおしまいです。
最後まで目を通していただいてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう