9.11メモリアルパークと、WTC駅であるオキュラスをメインに、写真とともに観光記をまとめます。
9.11メモリアルパークとは
9.11メモリアルパークは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの追悼施設です。
テロにより崩壊してしまったワールドトレードセンターのツインタワー。
その2つのタワーが建っていた、まさにその場所に2つの慰霊碑が建てられました。
その慰霊碑はそれぞれ、ノースプールとサウスプールと呼ばれ、それが9.11メモリアルです。
毎年9月11日には、犠牲となった方々のご家族による記念式典が行われています。
9.11メモリアルパークは、式典などで制限されない限りは、誰でも自由に訪れることができます。
9.11メモリアルパーク観光記
ワールドトレードセンターエリアに到着して、まずはワンワールド展望台を観光しました。
展望台のあと、9.11メモリアルパークを見て回りました。
形を見ると、「プール」という名称になっている理由がわかります。
プールの端から中央に向けて、小さな滝のように水が流れ落ちるような造りになっています。
メモリアルプールを囲む欄干に記されたお名前は、2,983名にものぼります。
そのお名前の配置は、テロのときに居た場所によってノースとサウスに分けられ、さらにグルーピングされているそうです。
ノースプールに配置
- ワールドトレードセンター ノースタワーに居た方々
- アメリカン航空11便の乗務員と乗客
- 1993年2月26日のワールドトレードセンター爆発事件
サウスプールに配置
- ワールドトレードセンター サウスタワーに居た方々
- 初動レスキュー隊員
- ユナイテッド航空175便の乗務員と乗客
- ペンタゴンに居た方々
- アメリカン航空77便
- ユナイテッド航空93便
さらにこの中で、勤務所属先、同僚、家族、友人などの関係性でまとめられ、隣同士になるよう配慮されているそうです。
メモリアルの完成までに、関係性の調査やご遺族等の要望の聞き取り、そして名前のレイアウトにいたるまで、相当大変な作業になることは容易に想像できます。
それでも、多くの人の思いと支えのもと、このメモリアルプールが具現化されたと思うと、胸が詰まる思いです。
ここに刻まれている全員のお名前が、毎年行われる記念式典で読み上げられているそうです。
9.11メモリアルパークの場所
9.11メモリアルパークは、ワールドトレードセンターのエリア内にあります。
ワールドトレードセンターは、周辺に地下鉄の駅が多くあるので、個人で行くなら地下鉄での移動が便利です。
私は地下鉄A/C線を使って、最寄り駅のひとつであるChambers St駅で下車しました。
Chambers St駅は最寄り駅の中でも少し距離があるほうですが、それでも地上出口から徒歩6分くらいで到着できます。
9.11メモリアルパークへのアクセス情報は、公式サイトに詳しく掲載されています。
公式サイトへ
オキュラス(Oculus)観光記
オキュラスは、9.11メモリアルパークに隣接した場所にある、とても特徴的な外観の建物です。
地下鉄や鉄道の「ワールドトレードセンター」駅であり、ウエストフィールド・ワールドトレードセンター(Westfield World Trade Center)というショッピングモールも併設されています。
建物自体が写真映えすることもあって、NYの観光名所のひとつになっています。
何も知らずにひと目見ると「何あれー!?」と言ってしまいそうなほどインパクトがあります
とてもインパクトのある外観ですが、内部はさらに不思議な空間になっています。
オキュラスは駅でもあるので、各方面からアクセスしやすいですし、自由に出入りすることができます。
感想とまとめ
9.11メモリアルパークとオキュラスの観光記をお届けしました。
時間があればメモリアルミュージアムにも行きたかったのですが、それはまた次の機会にしたいと思います。
9.11はとても悲しい事件ですが、その事件に巻き込まれた人たちに寄り添い、立ち向かう人たちも多くいることを、メモリアルパークやミュージアムを通して知ることができます。
実際に訪れることで、自分なりにこの場所と向き合って、感じたり考えたりする機会が生まれました。
以上、最後まで目を通していただいてありがとうございました。
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