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マイナスのイメージもある派遣ですが、実際はどうなのか、個人的に感じたメリット・デメリットと、働いてみてよかった派遣会社をまとめます。
派遣という働き方を選んだ理由
正社員のときに結婚、主婦の役割も
私は正社員として1回転職し、2社目にいるときに結婚しました。
とても忙しく、残業と休日出勤が続く日々。
夫婦ともに忙しかったため、家事の時間が取れない事態になりました
家事をしたくてもできないストレスが重なり、家事と両立できる働き方を選ぶことにしました。
(精神的にやばかった )
それが派遣として働くきっかけです。
自力の転職活動が大変だった
時代背景もありますが、1回目に正社員から正社員へ転職するとき、転職活動がとても大変でした。
当時(約20年前)はまだネットよりも、求人誌がメインの時代。
求人誌を毎週買ってチェックし、電話で応募。
履歴書も毎回手書きです。
採用面接もまさに孤軍奮闘。
その経験があったので、派遣での仕事探しに魅力を感じていました。
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派遣社員として働くメリット
正社員ではなく、あえて派遣を選んで働いてきたので、これまでの派遣先は気づけば10箇所に
(自分でもびっくり )
派遣で働いてみてわかったメリットをあげていきます。
希望条件に合う仕事を探せる
自分が希望する条件に合う仕事を探せることが、最大のメリットです。
主な条件としては、勤務先の場所、勤務時間、残業時間、時給、業種、職種など。
とくに残業なしで働きたい場合、正社員だとなかなか難しいです。
最低限ゆずれない条件と、多少ゆるめてもいい条件をしっかり分けて考えておくと、より探しやすくなります。
フルタイム、パート、扶養内などの働き方に対応できる
これまでの派遣先で、フルタイムも扶養内も両方経験しました。
そのときの自分の状況によって、条件を変えて仕事を探すことができます。
扶養内で働きたい場合、正社員での雇用はなかなかないですよね
(というか見たことがない )
いろんな職場を経験できる
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これまで外資系企業、中小企業、大学、高校など、いろんな派遣先で働いてきました。
(いろいろあったよ…)
それぞれの業種の特徴があり、初めて知ることも多く、視野が広がります。
それと、幅広く経験すると、自分に合う職場環境などがわかるようになってきます。
私の場合は、
- 大企業よりも中小企業が働きやすい
- 外資系はあまり向いていない
- Web制作の仕事をやりたい
ということがわかりました。
職場は日常の大部分を占めるので、より働きやすい環境を求めたいですよね。
そのために役立つ情報のひとつになります。
大企業などで働くチャンスがある
自力で正社員として大手の会社などに転職するのは至難の業です。
でも派遣だと、派遣会社を通すことで少し敷居が低くなり、働けるチャンスがあります。
私は有名私立大学で働くことができましたが、派遣でなければ縁がなかっただろうと今でも思います。
(うん、間違いない)
自分のスキルが客観的にわかる
派遣登録のプロフィールに入力することで、自分のスキルを客観的に見ることができます。
スキルチェックの項目を見ていると、「あ、これもスキルになるんだ」と発見があったり、自分はまだまだだなと思ったりもします。
派遣契約終了時には、就業中にどんなスキルアップができたかの確認にもつながります
長期・短期・単発など計画的に働ける
自分の計画に合わせて、長期、短期など働く期間を選ぶことができます。
たとえば、秋に契約終了になった場合。
一般的に求人数が多くなるのは年明け~春先なので、秋~冬は短期・単発の仕事でつないで、1月から長期の仕事探しに本腰を入れたこともあります。
わずらわしい人間関係を避けられる
たとえば次のような場面で、正社員の立場では難しくても、派遣ならやりやすい面があります。
(すべて当てはまるわけではないですが )
- 飲み会や社内イベントを欠席するとき
- 職場の人とは距離を取った関係をたもちたいとき
- 残業や休日出勤を断るとき
- 休暇を取るとき
- 退職のとき
人によると思いますが、私は飲み会が本当に苦痛だったので、助けられた部分もあります
オンとオフの区別をつけやすいので、その分、プライベートの時間を確保することができます。
自分の意思で退職するときも、派遣なら契約更新のタイミングで終了することができます。
(正社員は入るのも辞めるのも大変 )
わりと時給が高い
派遣以外で、ハローワークや直接雇用の求人情報で探したこともあります。
でも派遣のほうが時給が高いなど条件がいい例が多く、結局は派遣で探すことに落ち着きました。
未経験からスキルアップできる
これまで事務、Web制作、データエントリーなど、デスクワークをメインに仕事をしてきました。
まったく違う職種に転職するのは勇気がいりますが、派遣だと未経験職種でもチャンスがあるのがメリットです。
なりたい職種があれば、実務経験を積んで、スキルのステップアップに活用できます。
最終的には「ハケンの品格」の大前春子レベルになれたら最強ですね
(ファンタジーとリアルの両方が味わえる好きなドラマだった )
サポート体制がある
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仕事探しも、就業中も、派遣会社によるサポートがあります。
派遣会社が間に入ることで、自分はひとりじゃないという安心感があります。
- 求人に応募するたびに履歴書などを用意する必要がない
- 最初の職場見学時に担当者につきそってもらえる
- キャリア相談に乗ってもらえる
- 職場でのトラブルや困ったときなどに相談できる(担当者にもよりますが)
ただし、自分から動くスタンスを取り、派遣会社はあくまでサポートと考えるほうがうまくいきます。
求人案件も派遣会社からの提案を待つより、自分で派遣サイトで探すほうがいい案件に出会えます。
社会保険も加入できる
フルタイムの長期契約では、社会保険への加入もできます。
健康診断も年に1回、自己負担なしで受診できます。
自分が担当していた業務が外注されることになり、派遣契約終了となったときも、条件を満たしていたので雇用保険の失業手当をもらいました。
派遣社員として働くデメリット
給料は正社員より少ない
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よほどの専門的なスキルがない限り、生涯年収は正社員の方が高いです。
ボーナスが期待できないことと、派遣は時給制が多いので、年末年始や祝日などで派遣先自体の休みが増えると、ダイレクトに収入に影響してしまいます。
派遣では忌引き休暇がないなど、福利厚生面も正社員の方が待遇がいいことが多いです。
雇用が不安定
長期でも数ヶ月ごとの契約になることが多いので、やはり雇用は不安定です。
人件費削減の対象は派遣からというケースも多く、そのことはいつも頭に置いておく必要があります。
派遣先が変わるたびにリセット
派遣先が変わるたびに、仕事や関わる人についてまた1から覚える必要があります。
(逆に、新しい出会いが生まれたりする場合も )
即戦力を求められる
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即戦力として、スキルを必要とされる仕事もあります。
Web制作で新しい仕事にトライするときは、ちゃんと結果を出せるかいつもドキドキしていました
時給制なので、効率的に、なるべく時間をかけずに終わらせることも必要になります。
(無事にこなすと達成感)
正社員との見えない壁
同じ職場にいても、正社員と派遣の立場の違いは、良くも悪くも感じます。
私の場合はメリットの方が多かったですが、デメリットに感じる人もいるかもしれません。
職歴が増えがち
派遣という特性上、職歴が増えがちです。
職務経歴書が何ページにもなります
(自分でもうんざり )
その分、経験豊富になったんだ!とプラス思考にとらえるようにしています。
実際に働いてみてよかった派遣会社
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私は5社の派遣会社に登録していて、そのうち実際に就業したのは次の2社です。
- テンプスタッフ
- リクルートスタッフィング
どちらも有名な大手の派遣会社で、求人案件数も多く、スキルアップのための研修やサポート環境が充実しています。
テンプスタッフ
私の経歴のほとんどは、テンプスタッフが派遣元です。
頼りになる営業担当者と出会えて、いい派遣先への橋渡しをしてもらえました。
(3~4年の就業を数カ所)
派遣先で出会ったテンプスタッフの仲間も、なぜか穏やかで話しやすい人が多く、今も友達として連絡を取り合う人もいます。
就業中はクッキーや卓上カレンダー、ボールペンなどのプチギフトをもらえたりして、派遣スタッフへの心遣いを感じました
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リクルートスタッフィング
たまたまかもしれませんが、営業担当者がめまぐるしい勢いで交代していたのが印象的でした
派遣として、自己最高の時給で働けたのはリクルートスタッフィングです。
ELANというeラーニングがあり、Word、Excelやビジネススキルなどの講座を無料で受けられるのが魅力。
就業中には受講必須の、給与が発生する研修もありました。
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まとめ
派遣で実際に働いて感じたメリット・デメリットと、よかった派遣会社をお届けしました。
長年働いて、いろんな仕事を通して視野が広がったことと、自分に合う職場がわかったことは、いい経験になりました。
派遣に興味がある人は1年、2年など期間を決めて、計画的にチャレンジしてみるのもありかと思います。
研修を利用してスキルアップしたり、キャリア相談したり、職探し中の人は活用してみてはいかがでしょうか。
派遣会社への登録は無料でできるので、損はないと思います。
今は、正社員なら安泰、ということも言い切れない時代…
派遣・正社員などの雇用形態にかかわらず、キャリアを積んで安定した収入を得られる仕事につなげていきたいですね。
以上、最後まで目を通していただいてありがとうございました。
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